【ラグビー】新型コロナ禍の影響 トップリーグの大物消滅?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本ラグビー界に、さらなる難題が浮上している。

 2019年W杯日本大会の熱狂を受けて1月に大盛況で幕を開けたトップリーグ(TL)は、3月23日に打ち切りが発表され、今月の日本選手権も中止となった。日本代表では昨年のW杯後初の公式戦となるはずだった6、7月のテストマッチ(ウェールズ戦、イングランド戦)も開催困難。日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事(44)は「(開催は)難しい状況」と話しており、11月の欧州遠征(スコットランド戦、アイルランド戦)も実施の見通しは立っていない。

 そればかりか、21年1月に開幕する来季のTLや同年秋にスタート予定の新リーグへの悪影響まで懸念される。あるTL関係者は「裕福なTLチームの待遇は世界的にも悪くないのでビッグネームが加入しやすかったが、今後はコロナの影響などで会社が厳しくなれば、そうもいかなくなるのでは」と指摘。コロナ禍で各チームの財政状況が厳しくなった結果、世界的な大物選手を獲得できなくなったり、現所属なら契約維持が難しくなる可能性があるという。

 08年のリーマンショック後、ヤマハ発動機は会社の業績不振を受けてラグビー部の規模を縮小したこともある。それだけに今季のTLでプレーした、W杯日本大会優勝メンバーである南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークス(25=NTTコミュニケーションズ)や前ニュージーランド代表主将のナンバー8キアラン・リード(34=トヨタ自動車)らを、来季のTLや新リーグで見ることができるのか。楽観できない状況だ。

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