
新型コロナウイルスの影響による東京五輪の1年延期をネガティブに考えず、プラスに捉えるアスリートは少なくない。危機的状況だったサッカー・なでしこジャパンも同様だが、度重なるアクシデントを不屈の闘志で乗り越えてきたFW菅沢優衣香(29=浦和)は今、一体何を思うのか。本紙のインタビューに応じた大型FWは東京五輪の目標や、かつて一緒にプレーした代表のレジェンドたちへの思いなどを激白した。
――保険会社で勤務しながら二足のわらじ。現在の生活は
菅沢 普段は事務仕事でエクセル入力などをしていますが、今は出社せずに在宅で仕事をしています。トレーニングは走ったり体幹をしたり。筋トレは重りがないので、ペットボトルに水を入れて使っています。
――なでしこリーグが再開されたらどのようなシーズンにしたいか
菅沢 チームでタイトル獲得を目標にしたいです。チームの勝利が一番で、最終的に個人のタイトルも取れればと。
――なでしこジャパンでは3月のシービリーブスカップで欧米の強豪に3連敗を喫した
菅沢 通用している部分もあるので、そこを高めればもっと戦えると思います。五輪が1年延びたことで逆に良い準備ができます。攻撃は最後の決定力の部分、守備の面では最後まで体を張って守備をしていかないといけないと思います。
――同い年のDF熊谷紗希(29=リヨン)とともに代表を支える
菅沢 今、主将としてチームを引っ張っていて頼りになるし、自分も頑張ろうという刺激になりますね。