佐々木則夫氏が明かしたW杯なでしこ優勝秘話 こうして生まれた丸山桂里奈「奇跡の決勝弾」

佐々木則夫氏が明かしたW杯なでしこ優勝秘話 こうして生まれた丸山桂里奈「奇跡の決勝弾」
丸山桂里奈
       

【東スポ60周年記念企画 フラッシュバック(8)=11年独W杯なでしこ優勝秘話(前編)】2011年ドイツ女子W杯で世界一に輝き、東日本大震災の傷も癒えない日本に大きな希望を届けたなでしこジャパンの活躍は今も記憶に新しい。粘り強い戦いは語り草だが、創刊60周年を迎えた本紙連載「フラッシュバック」では、その雄姿を振り返る。前編では奇跡の序章となった開催国ドイツとの準々決勝に注目。主役となったのは当時、サブだったFW丸山桂里奈だ。今やバラエティー番組で常連の人気者はなぜ活躍できたのか。監督を務めた佐々木則夫氏(62)が本紙に「丸山桂里奈の真実」を明かしてくれた。 

 今やバラエティー番組に欠かせない存在の丸山が世間に名を知らしめたのは、東日本大震災発生から4か月がたとうとしていた2011年7月9日。準々決勝まで勝ち進んだなでしこジャパンの前に立ちふさがったのはホスト国のドイツ。

 下馬評は圧倒的不利だったが、丸山の奇跡的なゴールで世界を驚かせた。

 当時なでしこジャパンは、今やレジェンドとなった主将のMF澤穂希、抜群のテクニックを誇るMF宮間あや、点取り屋のFW大野忍らタレントの宝庫。お世辞にも丸山が主役の座に躍り出るとは、ほとんどの人が想像できなかった。ただ一人、佐々木監督を除いては…。

 佐々木 まずドイツ戦を語る前に、その前の1次リーグ最終戦のイングランド戦に触れないといけない。そこまで2連勝して、3連勝なら1位通過。準々決勝で得意としていたフランスと戦えるはずだった。でも、試合は0―2で完敗。苦手にしているドイツとの対戦が決まった。今まで勝ったことない(W杯前まで1分け7敗)し、しかも開催国ということで、選手たちがすごく動揺しちゃった。


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