松坂のデビュー戦を巡り堤オーナーの指令を突っぱねた東尾監督

松坂のデビュー戦を巡り堤オーナーの指令を突っぱねた東尾監督
松坂フィーバーは2年目も続き、球団職員が前後をガード

【球界平成裏面史(58) 平成の怪物・松坂の巻(5)】平成10年(1998年)ドラフトでの紆余曲折がありながら「平成の怪物」と称される甲子園のスター・松坂は西武に入団。東尾監督の望んだ“ライオンズのエースナンバー”「21」ではなく自らが望んだ背番号「18」を背負ってプロ野球選手としてのスタートを切った。

 当時の西武の春季キャンプ地だった高知・春野は連日ファンが大挙して押し寄せる大フィーバー。グラウンドからグラウンドへの移動時にはテリー・ブロス、デニー友利、石井貴ら先輩投手陣が松坂の周辺を護衛するSPのような編成で殺到するファンの間をかき分けて歩いた。

 松坂はキャンプ中盤に一度風邪による胃腸炎でダウンしたものの、プロ初キャンプを順調に乗り切り2月28日、春野で行われた阪神とのオープン戦に初登板。収容人員2万2000人だった春野運動公園野球場の前売りは早くに完売し、外野当日券の3000枚を求め多くのファンが試合開始前に列を作った。

 この“プロデビュー戦”に先発した松坂は、立ち上がりを内野フライ2つ、空振り三振の三者凡退で滑り出した。ところが2回に先頭の4番・大豊に対し2ボールとカウントを悪くしストライクを取りにいった3球目のストレートを豪快に右中間スタンドへ運ばれる“プロ初被弾″を浴びた。

 この時、松坂は「大豊さんのホームランは“ここでストライクを取りにいったらやられるかな″と思ったら本当にやられました」と淡々。あたかもプロの4番打者の力を試したかのような言動が、並の高卒ルーキーとは1年目の目標がまったく違うことを示していた。


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