【フロリダ州オーランド28日(日本時間29日)発】WWEのロウ大会で〝女帝〟ことロウ女子王者のアスカ(38=華名)が、前夜の「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」で退けたゼリーナ・ベガ(26)とのリマッチに臨み、2日連続で王座防衛に成功した。
アスカはバックステージのインタビューで「もう一度やれば負けないわ」と豪語していたゼリーナに激怒。「何や、お前。誰もアスカ様にはかなわんのじゃ。何なら今からもう1回、やったろうやないか!」と、王者としてはかなり大人げないものの、とにかく2日連続の王座戦が緊急決定した。
ゼリーナはいきなりマウントを取るとパンチの嵐。しかし王者はすぐさまアームバーで切り返す。挑戦者は高度なメキシカンストレッチを繰り出すなど、初挑戦の前夜より明らかに動きがいい。アスカの左肩にローキックの集中砲火、スタンドで飛びつき式アームロックを決めるも、女帝は脳天砕き、ポップアップニーストライクからヒップアタックで反撃する。
最後は月面水爆をヒザで受け止めるや、すかさず必殺のアスカロックで絞め上げ、タップを奪った。これで昨夜のスマックダウン(SD)女子王者ベイリー(31)への挑戦を含めると、実に2日で3王座戦をこなしたことになる。もはやアスカなしでは、WWE女子は成立し得ない存在となってしまった。
同時に新しい動きもあった。大ベテランのナタリア(38)とラナ(35)が第2試合後に登場。ドクターストップのため前夜のPPV大会のWWE女子タッグ王座戦が中止となった王者のナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組の王座剥奪を要求したのだ。