【平岡洋二 連載コラム】男子以上の指導!! 熱血女子ホッケー監督・柳承辰

【平岡洋二「アスリートの解体書」(28)】ホッケーつながりの話をもう少し。2012年12月、全日本女子ホッケー選手権大会を制した。9月の全日本社会人ホッケー選手権、10月の日本リーグに続き3冠達成となった。それまでの絶対女王ソニーから新女王時代到来の幕開けとなる一年となった。チームの名前は「コカ・コーラレッドスパークス」。広島市所在のホッケーの女子チームだ。

 その要因は、もちろん選手の頑張りや専用のホッケー場を造るといった会社のバックアップなど多々あるが、何といっても指導者、監督の存在抜きには語れないだろう。08年の就任以後、下位にいたチームを4位↓2位↓2位と優勝争いをするまでのチームに短期間で育て上げた。そして悲願の初優勝。

 柳承辰(ユー・スンジン)。私と彼の出会いは当時よりもさらに15年も前のこと。彼が韓国から日本の社会人チーム(表示灯)に移籍してきた現役選手時代(強豪韓国の代表選手)だ。そのチームは実質日本代表チームであったので前述したように私がトレーニング指導していたのが縁。そして、時を経て今度は指導者となって交流が再開した。

 熱い指導者だ。彼のそれまでのその熱い指導で選手たちの意識は高かった。意識の高さを表すエピソードを紹介しよう。トレーニングはハードだ。特にスクワットを中心とした脚のトレーニングは、高い意識なくしてはこなせない。重負荷を担いでつぶれるまで、いやつぶれてもパートナーの補助によって反復を強いるのだから恐怖感まで伴う。プロスポーツの男性の一流アスリートでさえ敬遠するほどなのだ。女性のトレーニング指導は数少ないから不安があったのだが、杞憂にすぎなかった。 


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