
先月29日に肺炎のため、大阪市内の病院で80歳で亡くなった漫才トリオ「レツゴー三匹」のレツゴー正児(本名・直井正三)さんの訃報を受け、落語家・桂文枝(77)が2日、所属する吉本興業を通じ、コメントを発表した。
正児さんの長男から、体調が悪いことを知らされていたという文枝。正児さんとの出会いは高校生の時で、演劇部の一年先輩だった。
「正児さんと同じ学年の方の漫才を見て、初めてお笑いに興味を持ったのですから、今日あるのは正児先輩のおかげかもしれません」
直接、笑いについて教わることはなかったというが「お笑い界に入られて横山やすしさんと組まれました。その舞台は何度か見ました。テンポがあって迫力のある漫才でしたが、何故かすぐにコンビを解消され、トリオ漫才をされ、すぐに人気者になり、私もその後、落語界に入ってからも交流がありましたが、相方の死もあり、トリオ解散で、お気の毒でした」。
続けて「プライドが高く、弱音を吐かない人でしたが、この度の訃報は、とても残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌」としのんだ。