今の球界の雇用形態は時代錯誤だ! 第2、第3の澤村が生まれる環境づくりを

今の球界の雇用形態は時代錯誤だ! 第2、第3の澤村が生まれる環境づくりを
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ロッテでよみがえった澤村

【広瀬真徳 球界こぼれ話】「環境が変わるだけで人はここまで変わるのか」

 9月にトレードで巨人から加入したロッテ・澤村拓一投手(32)を見ているとそんな思いが募ってくる。

 移籍前の澤村は、表情に覇気がなく野球に対する姿勢もどこか自信なさげだった。だから電撃トレードが決まった際には「本当に活躍できるのだろうか」と半信半疑の思いが抜けきれなかった。

 それがふたを開けてみたら先月8日の日本ハム戦で3者連続三振という華々しい新天地でのデビューを飾ると、その後の躍進は周知の通り。先月末まで8試合連続無失点を記録するなど、今やチームに欠かせないセットアッパーとして救援陣を支えている。

 もっとも球界を見渡せば澤村だけではない。7月中旬に楽天から巨人にトレードで移籍した高梨雄平投手(28)や、9月下旬に広島から楽天に移籍したDJ・ジョンソン投手(31)のケースなども同じ。今季は環境が変わったおかげで再起した選手の躍進ぶりが目立つ。こうした選手を見ると、来季も各球団によるシーズン中の選手交換を積極的に行ってほしい。

 プロ野球選手は現行のルール上、最低でも国内FA権を取得するまでは自分の意思で他球団に移籍できない。一部の実績のある選手は契約交渉の席などでメジャー移籍や他球団へのトレード志願を球団側に願い出ることはあるが、望み通りになる事例はごくわずか。大半は契約の名の下に球団に拘束される傾向にある。この背景には戦力均衡やプロ入り時に支払われる高額な契約金の存在などが挙げられるが、これらは終身雇用が当たり前だった昭和時代のこと。転職や副業が当たり前になった現代社会において今の球界の雇用形態は時代錯誤としか言いようがない。


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