
ボートレース江戸川の「ヴィーナスシリーズ Yes!高須クリニック杯」は6日、予選2日目を終えた。
この日は竹井奈美(福岡=31)が3&9Rの3、6号艇の2走で1、2着と好走し、現時点での得点率トップに躍り出た。「プロペラを叩いて乗り心地、操縦性が良くなりました。伸びも普通はあるし、江戸川で大事なのは乗り心地なので、あとは微調整ですね」と仕上がりも良好で、一躍V候補に浮上した。
同じく2走2連対で得点アップに成功したのが中村桃佳(香川=27)、浜田亜理沙(埼玉=32)、深川麻奈美(福岡=33)、出口舞有子(愛知=27)の4人だが、中でも注目は出口だ。
2日目前半7Rを3コースから豪快なまくり差しを決めて今節初勝利を挙げると、後半12Rも5コースからまくり差して2着。ここまで3、1、2のオール3連対で得点率3位の好位置につけている。
「7Rの後にプロペラを叩いて、12Rは小回りできる感じがありました。回ってからの押しもあったし、気になっていた重さも解消されましたね。伸びは普通ですけど、出足、ターン回りが良くて好きな感じです」と、好素性66号機は順調に仕上がりつつある。
2節前の9月びわこPGⅠ「ヤングダービー」では見事に予選を突破。準優戦でも1週目バックで先頭争いを繰り広げるなど、見せ場十分のレースを披露した。今期に続いて来期(2021年前期)もA2級をキープと着実に力をつけている。
「波は怖いけど、江戸川は結構、好きな水面なんですよ」と話す度胸満点の波乗り巧者だけに、デビュー初Vのチャンスもありそうだ。
出口は1992年12月11日生まれ。2015年11月、蒲郡で愛知支部117期生としてデビュー。16年12月びわこで初勝利。優出は過去2回あるが、優勝経験はない。同期には金児隆太、吉田凌太郎、上田龍星、吉田裕平らがいる。
当時の記事を読む
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】小芦るり華「回り足はかなりいい」オール3連対で得点率2位
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】樋口由加里〝節一級〟の気力で機力をカバー
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】引退危機回避の西舘果里が2、1着の好発進
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】引退危機乗り越え… 西舘果里が地元でデビュー初V!
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】田口節子 今年4回目のVへ「一晩考えて何かします」
-
【江戸川ボート・ヴィーナスS】原田佑実が最後方から逆転! 劇的予選突破「2Mは全速で握りました」
-
【江戸川ボート】当地史上最高となる3連単53万5520円の超高額配当 歴代でも7位の記録
-
【多摩川ボート・オールレディース】松本晶恵が苦手水面克服しイン逃げ快勝