
ボートレース江戸川の「ヴィーナスS・Yes!高須クリニック杯」は7日、予選3日目を終了。8日は予選ラストの4日目を迎え、5日目の準優勝戦に勝ち上がる12人が決定する。
ここまで得点率トップは浜田亜理沙(埼玉=32)。初戦の初日12R選抜戦で5着とした後は2、1、2着と安定感のある走り。フライング休み明けながら今節終了後にも60日のフライング休みが待つ特殊な状況下で、結果を残すハートの強さを発揮している。「足は悪くない。ターン回りがいいですね。あとは伸びが少し欲しいぐらい」と仕上がりも良好で、3、6号艇の予選ラスト2走も着をまとめて準優好枠を確保しそうだ。
浜田とトップを争う上位陣の中で注目したいのは原田佑実(大阪=33)、深川麻奈美(福岡=33)、田口節子(岡山=39)ら実力者を抑えて2位につけている小芦るり華(佐賀=23)だ。
3日目前半4Rのイン戦は一度は高田綾(福岡=35)に差しを許すが、2Mで差し返す逆転勝利(決まり手=抜き)。後半10Rは3コースから好さばきを見せて3着とし、ここまで2、3、1、1、3着のオール3連対をキープしている。
「4Rの1Mで差されたのは自分のミス。2Mはいいターンができましたね。10Rは乗り心地も良くて、ターンで押す感じもありました。回り足はかなりいい。この状態をキープしたい」と、エンジンの仕上がりは良好だ。
今節終了後、60日のフライング休みに入るため「隠れF2なので早いスタートは行けません。見え方は大丈夫だし、本当は思い切って握りたいんですけど…」と本来の武器である速攻は封印している。それでも「ここまでは上出来。江戸川向きの仕上がりだし、冷静に走りたい」と、後半戦も普段とは違うスタイルで好レースを披露してくれるはずだ。
小芦は1997年9月9日生まれ。2016年5月にからつで佐賀支部118期生としてデビュー。直後から0台のスタートを連発して話題となるが「調子に乗り過ぎて」(本人談)、デビュー期にフライングを3回切りF3となってしまう。180日間のフライング休みなどで出世が遅れたが、20年後期適用勝率は自己ベストの5・10をマーク。今後が楽しみな佐賀のホープだ。
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