【日本S・第3戦】栗原を〝シリーズ男〟にした鷹・工藤監督の鬼采配

【日本S・第3戦】栗原を〝シリーズ男〟にした鷹・工藤監督の鬼采配
円陣でナインにゲキを飛ばした工藤監督

 わずかなきっかけさえも与えないつもりだ。連勝スタートを切ったソフトバンクの工藤公康監督が〝短期決戦の鬼〟と化して、1ミリの隙も作らずに日本一をつかみ取ると宣言した。

 これまでの2試合はソフトバンクが力の差を見せつけての完勝だった。世論は早くも鷹の日本一に傾いている。ただ、現役時代と合わせて歴代2位タイの15度の日本一を誇る〝シリーズを知る男〟に慢心はない。「一戦必勝でいかないと、どこでどう流れが変わるか分からない。過去にはそういう試合もある。一つ変われば雰囲気も変わって、1人、2人が打てば、チームの雰囲気が変わり勢いも変わる」。

 その上で「相手は1、2戦を見て対応を変えてくるでしょう。どう振り返るかで3戦目をどうしてくるかが分かってくる。(相手が)変えているのに自分たちが変わらないでいると、相手が勢いづくこともあるので、早め早めで対応することが大事」と続けた。

 戦力的に投打で圧倒した面ばかり目立つが、すでに熟練のタクトで〝シリーズ男〟と〝逆シリーズ男〟の候補を作り上げている。球団フロントが絶賛するのが栗原の起用で「CSでガチガチで結果が出なかった栗原を5番で使ったというのが工藤監督の嗅覚、センス。デスパイネもいるし、普通だったら7番あたりに下げてラクに打たせてみようかと考えるところ」と感心する。

 その栗原は初戦の第1打席で2ランを放つと、1人で4打点を叩き出して巨人のエース・菅野を粉砕。これにより大きな流れを生む勝利をつかみとった。乗りに乗った栗原は第2戦でも4安打を放つ大暴れ。CSの状態から一転、まさに〝シリーズ男〟を作り上げたタクトだった。

 また、逆に相手の特定選手を〝逆シリーズ男〟として封印するのも現役時代からの十八番だ。戦前にも「打てない選手は打てないまんまで終わらせるのが日本シリーズ」との持論を口にしている。大勝した第2戦では5点差の6回一死一、二塁で打席に丸を迎えた場面で、迷うことなく好投の石川から〝丸キラー〟の嘉弥真にスイッチした。この徹底ぶりにも球団内から「さすが」の声が出ている。

 充実している工藤ホークス。〝鬼舞辻無惨〟級の鬼采配で、2年連続のストレート勝ちもありそうな盤石ぶりだ。

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2020年11月24日の野球記事

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