
日本サッカー協会は24日に技術委員会の強化部会を開き、森保ジャパンのオーストリア遠征の総括などを行った。
今年最後の代表戦となった強豪メキシコ戦では決定力不足を露呈して0―2と完敗。この試合を巡っては、相手に流れが渡った後半のベンチワークを巡ってメディアやファンの間で批判的な論調が目立ったが、オンラインで取材に応じた反町康治技術委員長(56)は「監督の采配として交代でどうのこうのと言われるが、当たったなら最初から使えという話になるわけだし。パナマとの試合では(MF遠藤)航(27=シュツットガルト)が入ってきて大きく流れが変わったが、そういう時はあまり書かないで、そういうことに対応できないとガーガー書き始める」と指揮官の采配を擁護した。
そして「こういう練習試合だと、最初から何人かはこの時間だけ(起用する)とかプランがある。それは親善試合だからできる。たとえばこの前は(MF柴崎)岳(28=レガネス)を交代した。岳は足の違和感の影響もあったかもしれない。そういう裏側を我々は知っているけど、あなた方(メディア)は知らない。だから、交代がうまくいった、いかないというだけで一概でそれだけで書くのは短絡的だと思う」とチーム全体の事前の起用方針や試合中の状況などがあり、森保監督への采配批判に対して〝反論〟した。
そのうえで「ベンチサイドだけでなく(選手が)自分たちでもやっていかないといけない。そのために主将や経験者がいるわけで、そういうことをやっていける集団にならないといけない」と選手が臨機応変な対応力を身に付ける重要性を訴えた。
協会の森保監督に対する信頼は揺るぎなく、来年のW杯予選へ向け一体となって強化を進めていく。
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