ボートレースびわこのＧⅢ「キリンカップ２０２０」は２４日、４日間の予選を終了して、２５日・５日目に行われる準優勝戦に進む１８人が出揃った。
３日目終了時点で得点率１位につけていた伊藤啓三（埼玉＝４５）はこの日の前半２Ｒでのエンスト失格（減点５）がたたり７位に後退。僅差の２位で追っていた仲谷颯仁（福岡＝２６）が予選ラストを連勝で締めくくり首位の座を奪還。トップ通過を決めた。「回ってからグッと出て行くし、スリットも余裕がある」と言うように、出足、伸びはハイレベルの仕上がり。スタートも手の内に入れたとあれば死角はほぼなし。優勝へのマジック「１」点灯は既定路線とも思えるが…。
そんな仲谷に宣戦布告したのが、１２Ｒ準優で激突する後藤隼之（東京＝３２）だ。「伸びは負ける人がいないし、仲谷君にも分がいい。ターン回りもスムーズだし、出足もいい」とコメントは強気一辺倒だ。
実際に４日目１１Ｒでは６秒５８とトップの展示タイムをマークし、レースでも直線の加速感は目を引くものがあった。あとは本番で目イチのＳさえ踏み込めれば――５号艇から〝夢舟券〟提供があるかもしれない。
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