
4年連続の栄えある「日本一捕手」となったソフトバンク・甲斐拓也捕手(28)が〝最高の名誉〟を授かった。球界の盟主・巨人を相手に2年連続のストレート日本一。歓喜の瞬間を見届けた王貞治球団会長(80)は、扇の要として投手陣を好リードした甲斐を大いにたたえた。
MVPの栗原、優秀選手の柳田、中村晃らを挙げた最後に、王会長は満を持してとばかりに陰のヒーローの名を挙げた。
「甲斐もよくリードして、ホームランも2本打ったしね。甲斐に賞がなかったから残念だったよ」と踏み込むほどの激賞。さらにスポットライトを当てるべく「彼も自信を持ってね。褒めらんない捕手がやっと、なんかこのごろ、新聞で褒められるようになったから良かった。捕手はどうしても褒められることないんだよね」と、シーズンを通しての正妻の功績を認めた上で、ねぎらいの言葉を贈った。
常に一軍だけではなく育成選手にも熱い視線を飛ばし、チームを隅々まで把握して名もなき功労者をたたえてきた王会長。本質を見抜く確かな目があるからこそ、チームは常勝軍団へと育った。甲斐にとっては、どんな名誉な賞よりも価値ある賛辞だった。
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