
J1川崎は25日のG大阪戦に5―0で勝利を収め、2年ぶり3度目のリーグ制覇を達成。鬼木達監督(46)にとっては、J1史上3人目となる3度目(2017年、18、20年)の胴上げ監督となった。
今季はコロナ禍の影響で、約4か月間リーグ戦が中断。想定外の事態に見舞われたものの、再開前には「こういうときだから、日本サッカー界を引っ張っていく、喜んでもらえるサッカーをしよう」と声掛け。今季限りでの引退を表明しているMF中村憲剛(40)が「あの言葉がなかったらここまで頑張れなかった」と振り返ったように、例年とは異なる難しいシーズン下でも選手たちを巧みに引っ張り、チームを頂点に導いた。
また、後半41分から中村を投入した点については、本人から「鬼さんずいぶんためたなあ」と言われたというが「ピッチから去る選手も入る選手もいい状態で出入りしてほかった」と説明。常に選手のことを考えて行動する指揮官の親心が垣間見えた瞬間だった。
リーグ戦のタイトルは手にした。ただ、今後の結果次第では数々のJ1記録を更新する可能性もあることから「次は記録にチャレンジするべきだと思う」と闘志を燃やす。
さらなる快挙達成へ。鬼木監督率いる川崎イレブンの挑戦はまだまだ続く。
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