【日本一独占手記】ソフトバンク・周東「今の自分は想像以上。でも僕の代わりはいくらでもいる」

【日本一独占手記】ソフトバンク・周東「今の自分は想像以上。でも僕の代わりはいくらでもいる」
ウイニングボールを甲斐に渡す周東
       

 ソフトバンクが4年連続日本一を2年連続日本シリーズ4勝0敗の快挙で飾った。25日の第4戦(ペイペイ)、4―1で巨人に勝利して決めた。偉業を成し遂げたチームの1番打者に定着したのが韋駄天・周東佑京内野手(24)だ。レギュラーシーズンでは50盗塁をマークして育成出身初の「盗塁王」に輝き、13試合連続盗塁の世界記録も樹立。飛躍した鷹のスピードスターが本紙に独占手記を寄せた。

 ファンの皆さん温かいご声援ありがとうございました。僕にとっては初めてのリーグ優勝からの日本一。達成感と感慨深いものがあります。日本シリーズは第2戦まで打つ方で結果が出ませんでした。柳田さんに「全然打てないです…」と打ち明けると「おまえはシーズンでちゃんと結果を残して貢献してきたじゃないか。だから大丈夫だ」と声を掛けていただきました。先輩方が伸び伸びとプレーできる雰囲気をつくってくださっていることに感謝しています。こうやって1年間試合に出て、いろんな経験をさせてもらえたのは首脳陣の方や先輩の方々、裏方さんや支えてくださる関係者の方々のおかげです。

 育成入団から3年、今の自分は想像以上です。大卒の育成選手は一年一年が勝負で猶予はない。昨春に支配下昇格しましたが、安堵する余裕はありません。なぜなら、下からの突き上げがあるからです。僕の代わりはいくらでもいる。その思いはきっとこれからも変わりません。

 リーグ優勝の際、王球団会長に「今年は何といっても周東」と名前を出していただいたことを知り、大変光栄でした。「育成選手の活躍が後輩の励みになる」という言葉を聞いたこともあります。王会長はファームの拠点がある筑後にも足繁く視察に行かれます。王会長をはじめ球団フロントの方々の「目」が育成にも行き届く。「常に見られているんだ」という意識は選手にとって何よりの緊張感であり、モチベーションです。施設を含め素晴らしい環境を用意していただき、自分の努力次第で上に行ける。ホークスに入ったからこそ、今の僕があると断言できます。きっと目をギラつかせた後輩たちが、これからもどんどん上がってくるんだろうと思います。だから、僕はそれに負けるわけにはいかない。激しい競争と周囲から受ける強烈な刺激は、ホークスの強さの秘密だと思います。


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2020年11月26日の野球記事

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