
大相撲11月場所で右肩を負傷して途中休場した大関朝乃山(26=高砂)が30日、電話取材に応じた。
休場から5日ほどで肩の痛みが和らぎ、しこやすり足で調整したという朝乃山は「痛みが10だとしたら半分ぐらいになってから稽古場に下りて場所中ということもありますし、寝てる暇はないと思うので、自分にしっかりできることをやろうと思いました」と振り返る。日本相撲協会に提出した診断書は「約4週間の治療を要する見込み」とのことだったが、本人は「(痛みは)ほとんどない。休場しているときも昼から治療に行ったり、できるだけ早く治したかったので、まあ、早めに治ったと思います」と語った。
自身初の休場後はテレビで大関貴景勝(24=常盤山)が優勝する瞬間を目に焼きつけた。「ホントに尊敬します。いい刺激になりましたね。自分も負けている場合じゃない、ケガしている場合じゃないと思いますね」
カド番となる初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)に向けては「ケガをしない体を作って出場するつもり」と意気込んだ。