
ドイツサッカー連盟は11月30日に同国代表のヨアヒム・レーウ監督(60)が、来年に延期になった欧州選手権で指揮を執ると発表した。
2006年ドイツW杯前から代表チームを率いる名将で14年ブラジルW杯では4度目の優勝を果たしている。だが、18年ロシアW杯では1次リーグ敗退など、近年は低迷。11月17日のスペイン代表戦では0―6と歴史的大敗を喫し、国民から不満が噴出。各メディアも解任の可能性に言及し、ドイツ連盟が公式ホームページで異例の声明を出す事態に発展していた。
それでもドイツ連盟は、欧州選手権の出場権獲得をはじめ欧州ネーションズリーグのリーグA残留などの実績を評価。同連盟は「役員会から今後も支持を受け続ける」とし「代表チームや監督のパフォーマンスは、1試合だけで判断できないし、そうしてはいけない。未来へのコンセプトを評価した」として、留任を決めたという。
レーウ監督の契約は22年カタールW杯までとなっているが、来夏に開催される欧州選手権の成績次第では、去就問題が再燃することも十分にありそうだ。