
ボートレース若松のプレミアムGⅠ「第2回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」は3日、初日が終了。4~11Rで1回戦8個レースが行われ、2日目(4日)の8~11Rで行われる準々決勝のメンバーが決定した。
初日の1回戦は8レース中6レースがイン逃げ決着。11Rで峰竜太(佐賀=35)が3着に敗れる波乱もあったが、インコースが強い若松らしい決着となった。2日目準々決勝は田村隆信(徳島=42)、毒島誠(群馬=36)、吉川元浩(兵庫=48)、寺田祥(山口=42)が再び1号艇を確保。いずれも気配は良好で、そのまま準決勝まで駒を進めそうなムードだ。
一方、2、3着争いは案の定、いずれも激しいバトルが展開され、外枠から上位に絡む選手も続出。中でも4R6号艇ながら3着に入り、〝下克上〟に成功した上平真二(広島=47)に注目したい。
その4R、進入は全艇スローの大外6コース発進。スリットでやや後手に回り、1Mはやむなく最内へ。しかし2Mを見事にさばいて3番手に躍り出ると、道中はミスのないターンで後続の追撃を振り切った。大外からの準々決勝進出にレース後は思わずガッツポーズも飛び出した。
「6コースの教科書通りのレースができました」と自画自賛。しかしレース前は半信半疑な部分もあったようだ。
「前検日が乗りづらかったので、ペラを叩いていたんですが、いきなり4Rでしょ。全然時間がなくて実質ぶっつけだったけど、ブレーキがかかる感じがあって2Mもクルっと回れましたからね。蒲郡(チャレンジC)のときはそこがなかなか良くならなかった」と持ち前のターンテクを存分に発揮できる仕上がりになった様子。「道中でも追い付かれることはなかったし足自体も悪くない。欲を言えばきりがないけど、ここからさらに舟の返りが良くなれば」と調整の方向を見極めた。