
妻の顔を指で突いたとして暴行罪に問われたタレントのボビー・オロゴン被告(54=本名・近田ボビー)が3日、さいたま地裁(一場修子裁判官)で開かれた初公判に出廷した。真っ白な民族衣装を身にまとったボビー被告は起訴内容を「イエス」と認めた。
起訴状によると、今年5月16日、さいたま市浦和区の当時の自宅で、妻に「ボコボコにするから」と告げ、左の頬を右手の指先で突く暴行を加えたとしている。
検察側は、ボビー被告が以前から妻や子供が自分に向ける態度に不満を持っていたことを指摘。法廷ではボビー被告が妻と言い争っている時の録音も証拠として流された。一方、弁護側は証拠の一部の信用性を問うとした。
たどたどしい日本語とおちゃめなキャラクターで人気者となったボビー被告だが、その裏ではずっと「めちゃくちゃ日本語は堪能で、流ちょうに話せるらしい。たどたどしいのはキャラ作り」(芸能関係者)という噂が流れていた。
法廷ではいよいよその姿が見られるかも?という期待感もあったが、細かい部分は通訳をつけてのやりとりとなった。日本語が堪能というのはやはり都市伝説だった!?
この日は閉廷すると、報道陣に対応することなく裁判所を後にした。ボビー被告は裁判前日の2日には報道各社にファクスを送り「2020年5月16日に夫婦げんかになり本件暴行事件につながったのですが、当日のケンカを妻が録音しています。今になって思えば当日録音していたことや2020年2月から離婚の準備のため私の収入を調べたりしていることを考えると妻のトラップにはまってしまったのだと思いました」などと主張していた。