
強さの秘訣は分析力にあるのかもしれない。平昌五輪で金、銀、銅メダルを獲得した高木美帆(26=日体大職)が自身のレースを振り返った。
全日本選手権(29日、北海道・明治北海道十勝オーバル)の女子1000メートルでは、リンクレコードとなる1分14秒02で優勝。前日の500メートル、3000メートルに次ぐVで3冠を達成した。
しかし、当の本人は「大きいミスがあったわけではないが、1000メートルを走るってことを考えると、動きの良さのわりにキレがないというように感じていた。伸びがある中で、もっとスプリント寄りのキレが出ていればもっといけたと思う。(レースが)終わった直後なので、正確にはあれだが、個人的にはそう思う」と唇をかんだ。
その上で「疲れは大丈夫だが、3000メートルの方にイメージを引っ張られている可能性もあるので、自分の中でのスイッチの切り替えっていうのをできる方法をもっと追求していかないといけない」と課題を口にした。
最終日(30日)は、1500メートルと5000メートルに出場する意向を示している。5冠のかかるレースを前に「明日はたぶん、種目間の時間もそんなにあるわけではないと思っているので、どう過ごすかっていうのが大事になってくる」ときっぱり。快挙達成への期待は高まるばかりだ。
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