
【取材のウラ側 現場ノート】トップスイマーは何を感じたのか――。東京五輪の競泳会場となる東京アクアティクスセンター(東京・江東区)で、日本選手権(12月3~6日)が開催された。
同会場初の競泳競技会はリオでジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(26=ブリヂストン)が男子個人メドレー2種目を制覇。3大会連続出場を目指す2冠王者は本番会場について「それら(ロンドン、リオ)もすごく素晴らしいプールだったけど、このアクアティクス(センター)のプールも非常に素晴らしい泳ぎ心地とつくりになっているので、来年がまた楽しみ」と感想を語った。
特に明るさと広さが印象的とし「プールに向かって光が当たっているのでショーみたいな感じ。それと会場自体が広いのでプールがすごく短く見えるし、席で囲まれているので『おぉ~』と。なんかちょっとワクワクした気持ちになりました」という。
また、男子100メートル背泳ぎ7連覇、200メートル背泳ぎ3年連続13度目の優勝を果たした入江陵介(30=イトマン東進)は〝専門種目〟ならではの視点で「天井が真っすぐにつくられているので非常に泳ぎやすかったです」と指摘。天井がアーチ型、ドーム型の会場は「端と真ん中で高さが変わってくる」としつつ「そういったところは統一されているので、どのレーンでも非常に泳ぎやすいのではないかな」と話す。
男子200メートル自由形など3種目で優勝した〝カツオ〟こと松元克央(23=セントラルスポーツ)は「広い会場なので日本で泳いでいるというよりは海外で泳いでいる感じ。泳ぎ心地はとてもいいですし、完成したばかりなのでとてもきれい」。
1年延期となった大舞台でどんなレースが繰り広げられるか楽しみだ。
(小松 勝)
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