
スピードスケートの全日本選手権最終日(30日、北海道・明治北海道十勝オーバル)終了後、湯田淳強化部長(48)が取材に応じ、平昌五輪金メダリストの高木美帆(26=日体大職)と小平奈緒(34=相沢病院)について語った。
高木美は、今大会で前人未到の5冠を達成。湯田強化部長は「高木美帆は全種目で非常に高いパフォーマンスを発揮してくれた。得意としている1000、1500メートルのタイムも非常にいいタイムで、国際大会で最もいい色のメダルに近いと思う」と高く評価した。
小平に関しては、500メートルで2位、1000メートルで4位に沈んだが「北京五輪は来年度なので、それに向けた取り組みをしていると見ている。焦ることなく、着実に北京に向けてやれることをやっている過程だと理解している。この結果がすべてではないと思うので、今後に期待をしたい」と感想を述べた。
また、今季は新型コロナウイルス禍の影響を強いられながらも、多くの選手が好タイムをマーク。「どこまで選手たちの力が高められているか心配な面もあったが、今大会は非常にいいタイムが出ている。国内でのしのぎ合いで競技力が維持できていることは確認できた」と目を細めた。
来季の北京五輪を前に、順調に強化は進んでいるようだ。
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