
青森山田(青森)イレブンに待ち受けていたのは残酷な現実だった。
全国高校サッカー選手権で2大会ぶり3度目の優勝を目指した青森山田は、決勝(11日、埼スタ)で山梨学院(山梨)と対戦。2―2で迎えたPK戦に2―4で敗戦し、前回大会に続いて準優勝に終わった。
終始ペースを握りながらも、決定機を生かすことができず、選手たちはピッチで大粒の涙を流した。黒田剛監督(50)は「決めるところでしっかり決めないとダメ。チャンスの数で勝負するわけではないので、いろんな意味で改めて勉強をさせられた。山梨学院さんの方が、一人一人やるべきことをきちんと徹底してやっていた。サッカーのスキルのおいては相手を上回っていたかもしれないが、それぞれが役割を果たせなかったところの差が出た」と悔しさをにじませた。
その一方で、山梨学院はワンチャンスをきっちりと得点につなげ、得意のPK戦に持ち込んだだけに「2本のシュートで2点取られるのはちょっと複雑な心境ではあるが、これがサッカーの現実だとすると、受け入れないといけない部分と認めないといけない部分がある」と顔をしかめた。
それでも、最後には「また来年の節目の100回大会で2回のリベンジを、3度目の正直で何とか果たしたい」ときっぱり。王者奪還へ、次こそは日本一の座をつかみ取る覚悟だ。
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