
J1浦和への入団が内定している青森山田(青森)のDF藤原優大主将(3年)が悔しさをにじませた。
全国高校サッカー選手権で2大会ぶり3度目の優勝を狙った青森山田は、決勝(11日、埼スタ)で山梨学院(山梨)に2―2で迎えたPK戦の末、2―4で敗戦。2大会連続の準優勝に終わった。
「今までの集大成と言えるすばらしいゲームをしたい」。前回大会の決勝では、静岡学園(静岡)に2―3とまさかの逆転負けを喫した。当時2年生ながら先発出場していた藤原は〝今回こそ〟との思いで運命の一戦に挑んだものの、山梨学院の長谷川大監督がセンターバック(CB)の藤原にマンマークを付け、攻守の起点を潰した。1得点を決めたが「去年に悔しい思いをしてから1年こだわってきたつもりだったが、それは『つもり』だった。結果が出なければ何も意味がない」と顔をしかめた。
チームとしても再三チャンスを作りながらも、決定機を生かせず「準決勝でいい試合ができたけれど、決勝ではラインが下がってしまってコンパクトにできなかった。青森山田のサッカーができずに延長まで行ったが、たくさんチャンスがあった中で決め切れなかった」と唇をかんだ。
それでも、今後に向けては「もう一回りも二回りも成長しないと、上では活躍できない。自分に厳しく成長を促していきたい」と力強く宣言。負けを糧に、プロの舞台でさらなるレベルアップを目指す
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