
温泉カメラマンの大黒敬太氏が魅力的な日帰り温泉を紹介してくれる当連載、2021年のスタートは渓流沿いの露天風呂が自慢の秋田の湯。こんなお風呂でほっこりしたいものです。
あけましておめでとうございます…って、心から言えない世の中が、昨年からずっと続いてますが、昨年できるはずだったことは今年上積みして“倍返しだ!”。皆さまに2年分良いことがありますよう、お祈りいたします。
さて年明け1湯目の温泉は秋田県の「駒ヶ岳(こまがたけ)温泉」です。ここは東北で人気ナンバーワンのにぎわいを見せる乳頭温泉郷の手前に湧く水沢温泉郷にあるお宿で、乳頭温泉郷で最も予約が取れない超人気の「鶴の湯温泉」の姉妹館なんです。ちなみに、こちらに泊まると「鶴の湯温泉」のお風呂にも送迎付きで入れることや、館内の快適さもあり、温泉好きの中にはこちらに泊まって、乳頭温泉郷の湯巡りに使うといった裏技を駆使する人もいるほどです。
写真のお風呂は2つ並んである貸し切り露天の1つ。高山植物の豊富な秋田駒ヶ岳への登山客も多いので500円という安価で日帰り入浴もやってますが、貸し切り露天は宿泊者専用です。この貸し切り露天は空いていれば自由に利用できるのがうれしいところ。景色も傍らを流れる小川と原生林の絶景。空いていれば何回でも入りたくなるものです。また、日帰りで入れる内湯の外にも貸し切りではありませんが露天風呂があり、こちらも川沿いで風情があります。