
J1横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良(54)が1日、オンライン取材に応じ、11日に発生から10年を迎える東日本大震災についての思いを口にした。
サッカーを通じて被災地の方々と交流を重ねてきたカズ。「被災地のみなさんはいろんな苦労があって、同じ10年でも長い10年に感じたのではないかと思う。スポーツが娯楽の中の1つで、こういうことが起きたときに自分たちの価値観を考えさせられるような日々を送った覚えがある」と振り返った。
その一方で、スポーツの力の大きさも実感したといい「震災チャリティーマッチのときに挙げたゴールをすごく被災地の方が喜んでくれた。ゴールというものはあんなに力があるのかと思い知らされた。こういったときにエンターテインメントの力は必ず必要になってくる。みんなのためにプレーすることは価値のあることだなと身を持って感じた」と神妙に語った。
その上で「忘れてはいけないが、人間は痛みや苦しみを持って生きていけないので、時間が過ぎると忘れてしまうのはしょうがない。3月11日が来るたびに思い出して、(被災地での)活動だったり、触れ合いだったりをしたい。またどこで何が起こるか分からないので、起きたときにその経験を生かして、痛みを思い出して助け合うことが大事なので、継続的に関わりを持ってやっていきたい」と話した。
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