
日本相撲協会の芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)が5日、電話取材に応じ、大相撲3月場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けて親方や力士ら全協会員のPCR検査を実施することを明かした。
約900人規模の検査は初場所にも行われ、九重部屋と友綱部屋で力士の陽性が判明。陽性者が出た部屋の力士は濃厚接触の可能性があるため、全員が休場となり、初場所は力士65人が全休した。
今回は7日に行司、呼び出しら、10日に親方、力士らが検体を提出する。
芝田山広報部長は「陽性者が出た場合、どういう手立てをするのかは(専門家の)先生の話を聞きながら対処する予定」とコメント。〝部屋全休〟は明言しなかったが「各部屋の行き来はないので、あとは部屋に所属する裏方たちがどういう状況でどう接触をしているか。結局、本場所を開催するにあたり(ウイルスを)持ち込んでしまったり感染源になってしまうと大変。そのへんを考えていかないと」と話した。
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