バドミントン・桃田賢斗 世界1位陥落で “凄み” 浮き彫り…むしろ高まる再評価

 世界バドミントン連盟(BWF)は30日付けの最新世界ランキングを発表し、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)が1位から2位へ転落。代わって東京五輪金メダルのビクトル・アクセルセン(デンマーク)が1位に返り咲いた。

 桃田は東京五輪で金メダルを期待されながら1次リーグ敗退。そして今回1位陥落となったが、むしろ驚異的な「実績」が再評価されている。日本男子初の世界1位に就いたのは2018年9月。実に3年2か月(121週)もトップを守ってきたことになる。これは歴代2位の数字だ。しかも、昨年1月には遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて大ケガを負い、長期離脱を余儀なくされた。これによって桃田は実戦の機会が減り、上位5選手と比べると極端に試合数が少ない。

 実際に数字を見ると一目瞭然。桃田は21大会、1位のアクセルセンは30、3位のアンダース・アントンセン(デンマーク)は31、4位の周天成(台湾)は33。ライバルたちより約10大会も少ない中で1位をキープしてきたのは驚きだ。つまり、今回の陥落は桃田の実力低下ではなく、アクセルセンがコンスタントにポイントを稼いだことが大きい。

 今後はワールド・ツアー・ファイナルズ(12月1日開幕、インドネシア)、世界選手権(同12日開幕、スペイン)と転戦し、年末の大一番・全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場予定。先日のインドネシア・マスターズ(バリ)では1年10か月ぶりの復活Vを遂げているだけに、ここから巻き返して、トップに返り咲いて年を越したいところだ。

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