
<中日8-3オリックス(7日)>中日のドラフト1位ルーキー・小笠原慎之介投手(18)が7日のオリックス戦(京セラドーム)にプロ2度目の先発。5回2失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板したが、9回に守護神・田島がまさかの失点でプロ初勝利はお預けとなった。リリーフ・福谷が打たれて白星をつかめなかった初登板の5月31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に続く“悲劇”。だが、昨夏甲子園V左腕はこれくらいでめげることはない。実は先日、憧れの人から貴重なアドバイスをもらったという。
2試合連続で勝利投手の権利を得て降板しながら、リリーフ陣がリードを守れず白星をつかめなかった小笠原。「5回しか投げられなかったので僕がもうちょっと放っていれば…。この間も言ったけど、そこだと思います。僕が(3点リードから)2点取られたので1点差の場面でリリーフ陣に(バトンを)渡してしまったのは申し訳ない気持ち」と試合後は自身だけを責めたが、谷繁監督は「何だかんだ言いながらも(失点した3回と4回は)最少失点で粘って試合をつくってくれた」と評価した。
昨夏の甲子園V左腕の今後がますます楽しみだが、そんな小笠原は、実は先日の福岡遠征中に、憧れの人と初対面を果たし、食事をともにしていた。横浜高3年時に甲子園春夏連覇を達成、ドラフト1位で西武に入団し、1年目から16勝5敗の成績で最多勝を獲得するなど「平成の怪物」と呼ばれ、元メジャーリーガーでもあるソフトバンク・松坂大輔投手(35)だ。