凱旋のミスタータイガース

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掛布雅之二軍監督

【越智正典「ネット裏」】ウエスタン・リーグ公式戦、阪神―ソフトバンク戦の当日、新潟県燕三条は朝からよく晴れ、青空がひろびろとひろがっていた。

 9時。阪神二軍が森の公園のような、三条市月岡の三条パール金属スタジアムに入場した。両翼99、中堅122メートル。すぐにアップが始まった。阪神ファーム監督、掛布雅之に会った。タテジマのユニホーム、背番号「31」。もし、すぐ上の兄栄治がこのユニホーム姿を見たら涙ぐむであろう。現役のユニホームを脱いでから弟に吹雪のような日々があった…。新、二軍監督掛布には笑顔が咲いていた。デビューした年の阪神巨人戦で三塁打を放ち、三塁にヘッドスライディングをして顔を上げたとき、巨人の三塁手長嶋茂雄に何歳だい!と、きかれてニコッとしたときとも、日米野球のレッズ戦でホームランを放ってホームインしたときとも変わりなかった。

「ボク、三条生まれなんです」。私は彼の父親泰治から新潟県柏崎生まれと聞いていたので長い間そう思い込んでいた。昔、テレビが始まったとき、柏崎にも街頭テレビがあった。雪の晩に多勢の人々がプロレスを見ている写真を寒いだろうなあーと、よく見ていた。それで間違って記憶してしまったのか。

 掛布雅之は1955年5月9日、この町で生まれた。55年というと糸ヘン景気が終わり、人々が「頼りにしてまっせ」といっていた年で、プロ野球も若者たちを育てなければいけないと、ファームの新日本リーグを結成した年である。中日二軍は「ダイヤモンズ」、巨人は「ジュニアジャイアンツ」。華麗な投手に育った堀内庄は後年、会うと決まって「阪神二軍に勝つと武宮さん(敏明、寮長)が翌朝、スポーツマンホテルで厚さ5センチもあるパンを食べさせてくれたなあー」。阪神二軍は「ジャガース」。のちに審判に転じ誠実な名審判となる岡田功が4番であった。


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