
中日・若松駿太投手(21)が30日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、自身最多の141球の力投で9回を投げ切り、7奪三振で2安打1失点。チェンジアップを効果的に使ってG打線を翻弄し、今季初完投勝利で6勝目(6敗)を挙げた。
24日のヤクルト戦(神宮)で4回5失点KOされるなど、このところ白星から見放されていた若松は「自分自身3連敗していて勝ちたいという気持ちが、この結果だと思う。危機感を持ってやっていた」とコメント。この日の内容次第では二軍落ちを覚悟していたという。
谷繁監督は「最後、ああいう形(巨人の守備の乱れ)で点数が入ったのも、若松が粘ったおかげだと思う」と目を細めた。