2001年夏制覇の日大三 強力打線誕生の裏にセンバツでの3つのエラー

「直接は聞かなかったけど、OBのなかには『都築はもう使うな』という声もあったみたいで。そういうOBが見学に来ると、微妙に言い回しが違った。『お前じゃなきゃうちは勝てねえんだ!』という感じで。なにくそとは思いましたが、辞めるわけにはいかなくなりました」

 夏の西東京大会、大きく成長した都築は17打数12安打と打ちに打ちまくり、加えて守備では無失策。1番打者が打線に火をつけ、全6試合中5試合をコールドで勝ち進み、代表の座をつかみとった。

「そのときはとにかく楽しくてしょうがなかったですね。どんな球が来ても、打てる気しかしなかった」

 破竹の勢いは甲子園でもとどまるところを知らず、そのまま決勝の舞台へと駆け上がる。悲願の初優勝まであと一歩というところで「悪夢の3失策」が頭をよぎったという。

「最終回二死で来たセカンドゴロ。その直前のライナーも自分がさばいていて、もう来ない、三振だろと油断していた。焦って手が“パー”のまま送球したのを覚えてます(笑い)」

 送球はファーストミットに吸い込まれたものの、歓喜の輪のなかで一人、冷や汗を流した。

 秋には同一高校から同一ドラフトで史上最多となる4人がプロの門をくぐった。中日に入団するも、一軍出場がないまま終わったプロでの4年間を「『俺が一番打てるだろ』となめてかかっていた。上には上がいるとわかったいい機会です」と振り返る。

 現在は監督として、都筑中央ボーイズを率いる立場。「小倉監督にもウチの選手を獲ってもらおうとしてるんですが、なかなか獲ってくれなくて(笑い)。三高に限らず、うまくなってどこかで甲子園に出て、活躍するような選手に育ってくれれば」。指導では「打たれたら打ち返せ」をモットーに“小倉イズム”を継承している。


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