大下剛史氏 新赤ヘル黄金時代の象徴は田中広輔

大下剛史氏 新赤ヘル黄金時代の象徴は田中広輔
大飛躍を遂げた田中
       

 1991年を最後に優勝から遠ざかっていた広島が10日、7度目のリーグ制覇を決めた。本紙専属評論家の大下剛史氏が25年ぶり優勝の立役者に名を挙げたのは、3年目の田中広輔内野手(27)だ。

【大下剛史「熱血球論」】今回も含めた広島の7度のリーグ制覇を振り返ってみると、そこには主に二遊間を守る足の速い1、2番コンビがいた。1975年の初優勝時は大下剛史と三村敏之。黄金期の80年代は高橋慶彦と山崎隆造、91年は野村謙二郎と正田耕三がその役割を担った。そして今年は田中広輔と菊池涼介だ。

 就任1年目だった昨年の緒方監督は打順で試行錯誤した。菊池と丸のいわゆる「キクマル」はセットで使ってこそ生きるコンビであることは分かっていても、丸を3番、菊池を2番に据えると1番がいなかった。その穴を、見事に埋めたのが田中だ。足を生かしたカープ伝統の野球で25年ぶりのリーグ制覇を達成できたのは、彼の成長抜きには語れないといっても過言ではない。

 打率は2割7分台とそれほど高いわけではないが、社会人も経験していて落ち着きがあり、技術面ばかりでなく精神面も安定している。田中が1番に定着したからこそキクマルも光った。4番に座ることの多かった新井が打点王争いでトップに立っているのも、田中の働きによるところが大きい。

 上位打線を固定できたことで、緒方監督の用兵も幅が広がった。ベテランの新井やルナ、エルドレッドの助っ人勢に適度な休養を与えることができたのも、優勝決定まで松山が代役として4番に座った13試合で打率3割5分3厘、3本塁打、12打点と活躍できたのもそう。決して大げさではなく、田中の成長は指揮官の采配に好影響を与えたと言ってもいい。キクマルほど目立ってはいないが、新たな赤ヘル黄金時代を背負って立つ人材だ。

(本紙専属評論家)

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