野球の神様はいる!「LAの天使」最後の実況中継

野球の神様はいる!「LAの天使」最後の実況中継
誰からも慕われるスカリー氏(右)と青池奈津子
       
 元局アナ 青池奈津子「メジャー通信」

ドジャース名物アナ ビン・スカリー氏】ドジャー・スタジアムのプレスボックスで、涙が止まらなくなってしまった。1935年、ある8歳の少年がラジオから聞こえてきたフットボールファンのうなるような歓声に魅了された。その瞬間、少年はスポーツアナウンサーになる夢を抱いたそうだ。

 あれから80年、ビン・スカリー氏は今季限りで、67年という長い長い年月を過ごしてきたドジャースのアナウンサー人生にピリオドを打つ。67年だ。「言葉でその場の絵を彩るアーティスト」「過去との懸け橋」「ロサンゼルスのサウンドトラック」「ストーリーテラー(語り手)」「親友」「父親」…。私のお気に入りは「寒い日に着るのが待ち遠しくてたまらないお気に入りのセーター」だが、ビンさんを表す言葉を挙げたらきりがない。

 ドジャースがまだブルックリンに在籍していた50年からずっとチームとともに存在し続けた人物なのだ。温かく心地のいいトーン、落ち着いたスピードで語る彼の放送は、人物に焦点を当てたストーリーがふんだんに盛り込まれており、野球中継というより何かの物語を聞いているかのよう。野球ファンでなくとも必ず耳にしたことのある声。「『ロサンゼルス=エンゼルの街』に現れた本物の天使」と言った人がいたが、ビンさんを一目見れば、その優しく温かい笑顔からいかにたくさんの人を幸せにしてきたかが伝わってくる。

 58年にドジャースはロサンゼルスに移転してくるが、まだ野球に慣れていないカリフォルニアの観客たちは、スタジアムにラジオを持ち込み、ビンさんの放送を聴きながら野球を学び、楽しんだそうだ。


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2016年10月2日の野球記事

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