巨人・村田 満弾サヨナラも…寂しいスタンドに選手「オープン戦かと」

巨人・村田 満弾サヨナラも…寂しいスタンドに選手「オープン戦かと」
ファンの声援に応える村田だが、背後のスタンドはガラガラ

 巨人が衝撃の記録を樹立してしまった。27日の中日戦(東京ドーム)は延長10回、村田修一内野手(35)に24号サヨナラ満塁弾が飛び出し5―1で勝利。2位確定へマジック“2”とした。

 ただ劇的な一発も、この日はショッキングな数字の前にかすんでしまった。試合中に発表されたこの日の観客数は、2005年の実数発表開始以来の最少記録(2011年10月4日の横浜戦=3万2584人)を大幅に下回る2万5397人。左翼を中心に空席が目立ち、上階席は人の数もまばら。巨人戦とは思えない、信じられない光景が広がっていた。

 ベテランの阿部が「ガラガラだったね」と驚けば、長野も「順位とか仕方がない面はあるんでしょうけれど、ちょっとヤバいですね…」と神妙な表情。選手間からは「オープン戦かと思った」という声が漏れ、村田真ヘッドコーチは報道陣に「チケット売ってきてくれ!」と頼んだほどだった。

 今回の中日2連戦は、熊本地震の影響で中止となった2試合の振り替え分。チケット販売期間が短く、加えて相手は最下位が決定した中日。不入りはある程度予想されていたとはいえ、2万人台は衝撃的だ。

「中日ファンが少なすぎる。向こうが普段から営業努力していれば、さすがにこんな数字は出ない」と、名古屋方面へ矛先を向けるスタッフもいたが…。世代交代が進まず、新スター不在が叫ばれて久しい巨人のチーム事情も、不入りと無縁ではないだろう。

 由伸監督は巨人戦が毎試合地上波でテレビ中継され、プラチナチケットだった時代からのスーパースター。試合後は2位確保へ「勝って自分たちで決められるように頑張ります」と力を込めたが、どこか晴れない表情に映ったのは、寂しいスタンドに危機感を覚えたからではなかったか。

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