
【マイルチャンピオンシップ(日曜=20日、京都芝外1600メートル)dodo馬券】GIシリーズは今週末も京都競馬場が舞台。日曜はマイル王を決める第33回マイルチャンピオンシップが行われる。絶対王者モーリスが12・11香港遠征で引退。そのモーリスを安田記念で破ったロゴタイプの名もここにはない。“空位”となった王座を狙う馬は多いが、当欄は3年越しの夢を胸に大一番に臨むサンライズメジャーを波乱の主役に抜てきする。
ようやくサンライズメジャーがこの舞台に立つ。一昨年は直前の熱発で回避を余儀なくされ、昨年は2分の1の抽選に敗れて出走がかなわなかった。東京でのパフォーマンスも悪くないが、昨年の安田記念は11着に大敗。やはり好走イメージは2015年のマイラーズC2着など〈4・3・0・5〉の京都だろう。5月の京王杯SC=2着で賞金を加算。夢の舞台出走が確約されると同時に春競馬を終えて充電に入った。
「もちろん安田記念出走も少しは考えましたけどね。でも、春はそこまで数を使っていたし、賞金を得ることができました。それで秋に備えました」(浜田調教師)
秋初戦に選んだのは一昨年2着のスワンS。13着という結果に「確かに完調というわけではなかったが、もうちょっとやれると思ったんですけど…。まったく流れに乗れなかった」と同師は苦笑する。ただし、もともとが叩き良化型のうえ「難しい馬だからテン乗りも厳しかったかな」とも。今回は〈2・2・3・2〉と3着内率78%の四位に手綱が戻る。「安心して任せられますね」と全幅の信頼を寄せている。