米オスプレイ不時着で開き直り!? 米軍「感謝されるべき」主張の背景

 事故が多いことから“未亡人製造機”の異名を取る米軍の新型輸送機MV22オスプレイが13日夜、沖縄県名護市沖で不時着すれば、別の機体も普天間飛行場で同日夜に胴体着陸し、事故寸前のところだった。

 在日米軍によれば、不時着、大破したオスプレイは、同日夜に名護市沖の海上でKC130空中給油機から給油訓練中にホースが切断したことで、機体に何らかのダメージを負った。当初、普天間基地に戻る予定だったが、陸地の上空での不具合を避けるために海沿いのキャンプシュワブに変更。それでも到着まで機体は持たずに最後は浅瀬を選び、不時着に至ったという。

 抗議に訪れた安慶田光男副知事によると、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官が海上への不時着選択を「パイロットは素晴らしい仕事をした」「一生懸命訓練していることに謝罪はしない」と話したことから、沖縄の地元メディアを中心に猛反発を受けた。

 ただ、元自衛官で自民党の佐藤正久参院議員(56)はツイッターで「『ハドソン川の奇跡』のパイロットや入間で住宅地を避けて殉職した空自パイロットも搭乗員や住民の安全優先して行動を判断」と米軍側の説明は一理あるものとしている。

 関係者によればオスプレイは不時着時に胴体より大きいプロペラが先に地面にぶつかるため、コックピットの乗員を保護する目的で、プロペラは外側に飛び散る設計になっている。

 機体にダメージを抱えたまま普天間基地に飛び、街の上で制御できなくなったら大惨事となっていたところだった。それだけにニコルソン調整官は「パイロットは沖縄の人を危険にさらさなかった。感謝されるべきだ」と、2009年にUSエアウェイズの機体がハドソン川に不時着し、乗員・乗客死傷者ゼロだった「ハドソン川の奇跡」とでも言いたかったのだろう。

 もっとも事故を起こしては元も子もないのも事実。米軍は当面、オスプレイの飛行を停止し、沖縄県は配備撤回を求める。再びオスプレイの是非論が過熱しそうだ。

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