【有馬記念】今年も何かが?「12月25日クリスマス有馬」を大検証!

【有馬記念】今年も何かが?「12月25日クリスマス有馬」を大検証!
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【表】12月25日開催の有馬記念

 クリスマスの有馬記念は何かが起こる!? 今年の冬のグランプリ「第61回有馬記念」(日曜、中山芝内2500メートル)は12月25日の開催。過去6回の“クリスマス有馬”を調べてみると、同年の3冠馬がすんなり1番人気に応えたこともあれば、ディープインパクトの国内唯一の敗戦、芦毛伝説継承など、ショッキングなシーンも…。馬券で勝ってJRAからビッグプレゼントをもらいたいのはやまやまだが、今年はどんな結末が待ち受けているのだろうか。

【2005年】世紀の大ドンデン返しと言ってもいいだろう。不動の主役は無敗で史上5頭目の3冠馬となったディープインパクト。若き王者は当然のようにファン投票1位となり単オッズは1・3倍。ところが同馬はいつものように飛べなかった。

 勝ったのは4番人気のハーツクライ。従来の追い込み策ではなく道中は先行して3番手。直線では早めのスパートでディープインパクトの猛追を半馬身差でしのいだ。ディープの上がり3ハロンは出走馬最速の34秒6。決して不発ではないのだが…。不敗神話の終焉に16万余の観客はどよめいた。

「理由は分かりませんが、全然走っていません」とディープの手綱を取った武豊。同騎手がこの年にマークした212勝は、JRA年間最多勝利記録。人馬ともに隙がなかったはずだった。

 肉を切らせて骨を断つ――一方、ハーツクライのルメールは「JC(2着)の後、何度も反省し、どんな乗り方がベストか作戦を考え抜いた」。今でこそJRAの顔となったルメールだが、02年から外国人騎手の短期免許で日本での騎乗をスタートさせた当初は小倉や中京のローカル騎乗が多く、こつこつと実績を築いて信頼を勝ち取っていった。重賞では勝ち切れず、GIでは9回騎乗して2着が5回。これもある意味ですごいことだが、研究心は絶えることなくJRA重賞初勝利が何とこの有馬記念だった。

 くしくも、今年は武豊がキタサンブラック、ルメールがサトノダイヤモンドに騎乗して人気を分ける。あの時とは立場が違って今回は“2強”だが、どんなドラマが待っているのか。ひょっとしてとんでもない伏兵のゴール間際の大ドンデン返しがあるかも…。

【1966年】3歳時はダービー17着、菊花賞8着と大舞台に弱かったコレヒデだが、晩成型で古馬になってから本格化。天皇賞・秋を勝ち、2番人気に支持された有馬記念では、同期のカブトシローや3歳スピードシンボリを撃破して優勝。この勝利で当時の年間獲得賞金の新記録を樹立し、年度代表馬にも選出された。

【1983年】斜行の悪癖や骨折などでなかなか軌道に乗れなかったリードホーユーは、3歳秋の京都新聞杯(2着)で戦列復帰。菊花賞はミスターシービーに完敗の4着だったが、続く有馬記念では果敢な先行策から4角先頭という堂々たるレースで優勝した。これが重賞初勝利も、レース後に競走能力喪失に相当する故障が判明して引退となった。

【1988年】この年、古馬戦線をけん引していたのはタマモクロスという芦毛馬。前年の10月の条件戦から無敗街道を突き進み、春の天皇賞を制覇。秋の天皇賞まで8連勝という離れ業をやってのけた。JCはペイザバトラーの2着に敗れたものの、有馬記念では堂々の1番人気。これに待ったをかけたのが、もう一頭の芦毛馬オグリキャップだった。

 薄暗い師走の中山のターフ。好位から早めに抜け出したオグリキャップに最後方から追い上げたタマモクロスが猛追し、半馬身差まで迫ったところがゴール。秋天、JCでは先輩の後塵を拝したオグリが3度目の対決で決めた。売り出し中の武豊は菊花賞馬スーパークリークで3位入線も、メジロデュレンへの進路妨害で失格。単枠指定(当時)の3頭でワンツースリーとなった。芦毛伝説継承――その後のオグリキャップは故障がちだったが、マイルCSのハナ差V→連闘でのJC2着激走などで国民的アイドルとなった。

 余談だが、近年こそ直前入厩が常ながら、当時の関西馬は東京開催=東京競馬場、中山開催=美浦トレセン在厩調整が主流だった。過敏で食が細いタマモクロス、3歳ながら泰然自若としたオグリキャップ、激しい気性で周囲を威嚇するサッカーボーイ、優等生的なスーパークリークと、この4頭が何と同じ馬房で呉越同舟。多くの若いホースマンが「こんな光景はそう見られない」と日参したものだ。

【1994年】この年の後半戦は母パシフィカスの産駒2頭による兄弟対決の話題で持ち切りだった。菊花賞&春の天皇賞馬ビワハヤヒデVS3冠馬ナリタブライアン。ところが古馬戦線で主役を務めた兄は秋の天皇賞(5着)で故障→引退。ウイニングチケットもターフを去り、JCを勝ったマーベラスクラウンも故障と、くしの歯が欠けたように有力馬が姿を消した。

 レースは韋駄天ツインターボが相変わらずの逃げで場内を盛り上げるが、単オッズ1.2倍のナリタブライアンは自分の競馬に徹するだけ。4角先頭から楽々とゴールして2着ヒシアマゾンに3馬身差の圧勝。5つ目のGIを奪取した。

【2011年】東日本大震災の年に史上7頭目の3冠馬となったのがオルフェーヴル。常識にかからない希代の癖馬だが、スプリングS以降は規格外の強さを見せ続けていた。このレースで引退するブエナビスタにファン投票1位の座は譲ったものの、レースでは1番人気。5ハロン通過63秒6という超スローペースも関係なく、2角10番手から徐々にポジションを上げ、上がり3ハロン33秒3という鬼脚でエイシンフラッシュを一気に差し切った。有馬記念初の兄弟制覇(兄ドリームジャーニー)。3冠馬の同年の有馬記念Vは84年シンボリルドルフ、94年ナリタブライアンに続く3頭目となった。

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