
「第26回東京スポーツ映画大賞」(ビートたけし審査委員長=70)の授賞式(26日、東京・港区のグランドプリンスホテル高輪)で、「怒り」で助演男優賞に輝いた綾野剛(35)が登壇。「いろんな意味で本当の賞をいただいた気がする。役を演じるから、役を“生きる”という形に変わっていき、なかなかできない経験をさせていただいた」と喜びをかみ締めながらスピーチした。
同作で共演した妻夫木聡(36)には「この作品には妻夫木聡という男がいなければ存在していなかった」と感謝した。
もう一人の助演男優賞である菅田将暉(24)も一緒に登壇。綾野は「菅田将暉君とダブルで受賞できていることが非常にうれしい」と語った。「次は菅田君と一緒にダブル主演をやって、たけしさん、審査員の皆さんに選んでいただきたい」とたけしを前に抱負を述べ、さらなる飛躍を誓った。
たけしは「器用で(演技が)うまいのがいっぱい出てきている。大変だよ、競争が」と20~30代で演技派の役者が活躍している現状を踏まえつつ、綾野を褒めた。