
昨年11月に左ヒジの遊離軟骨(関節ねずみ)除去手術を受けた中日の2年目左腕・小笠原慎之介投手(19)が27日、二軍の沖縄・読谷キャンプを打ち上げた。ブルペンでは今キャンプ最多の58球を投げ込み「非常に調子はいいです。思いっ切り放れてホッとした。順調に何とか自分のやりたいことができた」と振り返った。今後は3月7日に名古屋でファームの打撃投手を務める予定だ。
そんな小笠原が現在、取り組んでいるのがスペイン語の習得だ。中日にはドミニカ共和国出身のジョーダン、ベネズエラ出身のアラウホ、ロンドン、キューバ出身のバルデス、ゲレーロ、ビシエド、育成枠のマルティネス、ウルヘエス、リナレス巡回コーチと、スペイン語圏の外国人がなんと総勢9人もいる。
小笠原は手術後にスペイン語の語学本を購入し、今キャンプにも持ち込んでいた。「去年、ランニングやってるときにジョーダンとかに、たまに話しかけられたりするけど、何を言っているのか分からなくて、覚えた方がいいのかなというのがあった。そういうときって通訳がついてないことが多い。分からないと話が進まない。やっぱりコミュニケーションが直接取れたらいい」と明かす。
キャンプ中は忙しくてなかなか進まなかったようだが、「これからも時間があるときはまたやっていきたい」ときっぱり。今季はスペイン語でコミュニケーションをとる小笠原が見られるかもしれない。