福井県警が現役公務員逮捕 時効直前に執念の「新証拠」発見

 2007年9月に福井市内の女性宅に侵入し、当時30代の女性に暴行し、下着を脅し取った強盗と住居侵入の疑いで福井県警は12日、福井市職員で同市自然史博物館主任の加藤孝義容疑者(47)を逮捕した。強盗罪の時効は10年。時効前の再捜査で加藤容疑者が浮上した。同容疑者は容疑を大筋で認めているという。

 県警は女性との関係を明らかにしていないが、面識はないとみられる。下着を奪った犯行の性質上、事前に女性の情報を得たうえでピンポイントで寝込みを襲った可能性が高いとみられる。

 どうやってターゲットを得たのか。同容疑者は今年4月に博物館に異動しているが、事件当時は福井市の資産税課に勤務していた。役所勤めの公務員は個人情報を容易に入手できる立場で悪用した可能性もある。

 公務員の不正閲覧事件は後を絶たない。14年には奈良・生駒市市民課の女性主査(59=当時)が住基ネットシステムで男性タレントの個人情報を不正閲覧したとして戒告処分に。

 15年には神戸市兵庫区役所の男性職員(44=当時)が行きつけの飲み屋のママの個人情報を不正に閲覧していたことが発覚した。

 福井の事件では、時効目前の逮捕というのも、もう一つのポイントだ。1997年に、松山ホステス殺しの殺人容疑で指名手配された“7つの顔を持つ女”福田和子元受刑者(享年57)を約15年の逃亡劇の末に、時効わずか21日前に逮捕したのも福井県警だった。

 捜査関係者は「あれは行きつけのおでん屋の常連客からの通報があって偶然に逮捕にこぎつけたんです」と謙遜しながらも「発生時に捜査をやり尽くしたと思っても、数年たってみるとまだやっていないことが出てきたり科学捜査も発展しているので全く違うものが見えてくる。今年に入って本格的に再捜査して出てきた新たな証拠が逮捕の決め手になった。コールドケース(未解決)で終わらすわけにいかないですから」と胸をなで下ろしていた。

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