北朝鮮が企てる「邦人の盾」ミサイル発射の裏で拉致計画

 北朝鮮情勢の緊迫化を受けて自民党は27日、日本が弾道ミサイル攻撃を受けた場合の対応をまとめた文書を党職員に配布した。本人と家族の安全を確保した上で、党所属国会議員の安否確認や都道府県連への連絡を速やかに行うのが柱。しかし、防衛問題に詳しい警鐘作家の濱野成秋氏によると、北朝鮮が描くシナリオはミサイル発射よりも“日本上陸”“日本人大量拉致、人間の盾作戦”というのだ。

 北朝鮮は在日米軍攻撃のミサイル訓練でボコボコ落下。戦争と演習は紙一重。いつなんどきホンモノが飛んで来るか全く予測できない。

 ということは、北の空に日本人の目を向けさせておいて、実際は地上部隊を動かして九州の平戸(長崎県)を急襲するだろう、と私は読み取る。さらに佐世保のアメリカ海軍基地を叩くフリをして平戸住民を1000人ばかり拉致して帰る。

 北は日本人の拉致者を平壌で人質にし、日米連合軍の全面的空爆をさせぬよう配慮する。人質作戦は古典的だが、北は今回も、これから先も、首都防衛には必ずこの作戦を使うはず。

 だから平戸住民には退路をしっかりさせなさいと再三申し上げている。幸い川上茂次議員をはじめ多くの意識の高い市民が避難ルートの大切さを主張しだしたし、市長も動き出した。

 北の政府は例の尊属殺人の嫌疑で国民の支持がゆらぎ出し、国民の不満のはけ口に戦争を便法として使う可能性が濃厚。もしこれに玄海原発(佐賀県)のテロ攻撃が加わると、風向き次第で高濃度の放射性物質を北九州全面にまき散らす結果となり、ダウン・ウインド・ピープル(風下住民)は何万と重傷を負いオール退避するほかない。

 自治体だけが避難路を設定しても自衛隊が救出トラックを送らねば迅速な退避は困難だし、国もルートマップだけではだめで、要所要所にシェルターも造ってメンテ予算も組まねばまともな避難ルートは築けない。

 今みたいな無防備状態では平戸市民は気の毒千万。ある日突然、戦闘請負の民間軍事団体が乗り込んで来て、平戸市民を数珠つなぎに拉致し、彼らを満載した北朝鮮の舟艇が時速150キロで遁走するだろう。その舟艇を海自が撃てるか? 米海軍よ撃つなと泣いて懇願するしかないだろう。

 平壌に連れ込まれた平戸市民は毎日丁重なおもてなしを受けるはず。その光景が動画で送られてくる。米軍はその頭上から報復爆撃できるか? 人質作戦はかくて完璧に成功する。それで拉致された日本人の奪還に何兆円払うことに?

 だから、私は忠告している。平戸や五島列島の住人避難ルートは必ず作っておきなさいと。輸送手段も完璧に。備えあれば憂えなしであって、地上戦となっても住人が巻き添えにならなければ、自衛隊も心置きなく戦える。第一、北も攻めにくいから、攻めてはこなくなる。「専守防衛」というなら、これくらいのシステムは作るべしだ。

 さらに、日本には困った法律があって、離島へ武装集団が上陸して来た場合、それに対抗するには、「敵の武装と同程度でなければならない」という規定がある。つまり「治安出動」のレベルであるから、「警察官職務執行法」に準ずるというわけである。

 北が五島列島に来ても報復攻撃など、とんでもない。つまり、日本は専守防衛が原則だから、最初から「本土決戦」になって、ぐずぐずと攻防戦を続行する。となると、当然補給路が断たれる。日本国は籠城戦には向かない。自滅するしかない。

(警鐘作家・濱野成秋)

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2017年4月28日の社会記事

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