中日の2年目左腕・小笠原慎之介投手(19)が9日のオリックス戦(京セラドーム)に先発。5回2/3を5安打2失点の力投を見せたが、今季2勝目(1敗)はならなかった。
つかんだはずのツキがスルリと逃げた。1点リードの5回、無死一塁でマレーロに左中間スタンドへ運ばれたが、マレーロのまさかの本塁踏み忘れで2ランが一転、三塁打となり、1失点ですんだ。
その後、6回二死満塁で松井雅は押し出し四球で1点勝ち越し。その裏に今季最多の115球に達した二死一塁の場面で勝ち投手の権利を持って降板した。
ところが、2番手・伊藤が武田に右中間へ適時二塁打を浴びて同点を許す。小笠原は「チェンジアップは感じよく投げることができたが、直球を思うようにコントロールすることができなかった。走者を出してから自分で投球を苦しくしてしまい球が多くなってしまった」と反省の言葉が並んだ。