「ウィンドウズ10」偽シール販売で逮捕 マニア心理につけこむ悪質性

 米マイクロソフト(MS)社のOS「ウィンドウズ10」のロゴに似せた偽のシールを作成・販売したとして、秋田県警由利本荘署などは6日までに、宮城県気仙沼市パソコン販売会社役員の鈴木朋之容疑者(42)を逮捕した。

 生活環境課によると、鈴木容疑者は昨年11月~今年6月にかけて、自作のシール3シート(計約2000円)を大手オークションサイト「ヤフオク!」に出品。落札した秋田県内の男性3人に販売して、MS社の商標権を侵害した疑い。同様の手口で約450シート(計50万円)を全国に売りさばいた。

 偽物は本物と比較しても違いはほぼ目立たない。「10」のシールはパソコン本体に貼って「OS搭載」を示すもので、日本では流通していない。

「シールは非売品。ウィンドウズ8までは、MS社が大手メーカーに流していた。それより後継の『10』のシールは米国のみ流通。もとより、個人売買されることはあり得ない」(捜査関係者)

 偽シール販売の動機は、先述のような日本国内での希少性に目をつけた可能性がある。

「購入者はマニアが多かった。『10』搭載のパソコンに貼りたいという人も買っていた」(前同)

 本物と思い込んでいる落札者もいたが、偽物と知った上で購入した人もいるのは驚きだ。

 今回の犯行が悪質なのは「やろうと思えば、適当な中古品のパソコンにシールを貼って『10』搭載パソコンとだますことができてしまう」(前同)こと。鈴木容疑者の会社からも偽シールが貼られたパソコンが押収されたという。そんなパソコンを販売したとすれば、別の詐欺罪に問われる。

 同じ目的で偽シールを落札した者もいるかもしれない。商標法では、偽物を買った側は裁かれないが、その偽物で悪事を働いたとあれば話は別だ。

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