いじめ&自殺撲滅にも「LINE」 親が注目する大津市のモデル事業

 いじめ自殺を撲滅せよ! 子供たちが自ら命を絶つ悲劇が相次いでいる中、無料通信アプリ「LINE」の運営会社と滋賀・大津市は7日、同市の中学生からLINE上でいじめ相談を受け付けるモデル事業を、全国で初めて開始すると発表した。文部科学省などは現在、24時間対応で電話による相談窓口を開いているが、中学生らがスマートフォンで主に活用するのはSNSとの調査結果も。LINE窓口はいじめに悩む中学生たちを救うことができるのか? 年ごろの子を持つ親たちは知っておく必要がある。

 同事業は、大津市の複数の中学校の中から生徒約3000人を選び、11月1日から来年3月末までの期間限定で実施。専用の2次元コードを読み取ることで、相談窓口のアカウントに登録できる。平日の午後5~9時の間、大津市から委託された心理カウンセラーが対応し、LINE上でやりとりするという。

 大津市といえば2011年、同市内の中学2年(当時)の男子生徒がいじめを苦に自殺する事件が起こったのが記憶に新しい。加害者の行為が言語道断なのはもちろんだが、学校や教育委員会のズサンな対応が火に油を注いで社会問題となり、結果として、いじめ防止対策推進法が成立したのは周知の通りだ。

 今回の取り組みに、同市の越直美市長(42)は「生徒に身近なツールを使い、相談しやすい環境をつくりたい」と語り、LINEの出沢剛社長(44)は「この事業を踏まえ、全国にも取り組みを広めたい」と話す。LINEを使ったいじめも行われる中、今回はLINEがいじめ撲滅のツールとして登場する。


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