大ボラで地下鉄止めた無職男「エボラ熱」虚言で逮捕の前科

 東京メトロの日比谷駅構内で今年6月「網棚に置いたバッグを外国人に持って行かれた」とウソの盗難被害を申告し、非常停止ボタンを押して電車を遅延させた男は、過去にも大ボラを吹いていた。 警視庁丸の内署に偽計業務妨害容疑で30日までに逮捕されたのは埼玉県和光市の無職、清水春輝容疑者(27)。調べに対して「バッグを盗まれたのは事実。運転士に被害を訴えたら『次の駅で降りて、ホームの非常停止ボタンを押すように』と言われたのでそうしただけ」などと容疑を否認している。 同署は「電車の運転士は『そんな乗客は来ていないし、非常停止ボタンを押すようになんて言うわけがない』と話している」と語る。 清水容疑者は電車を停止させた後、自ら「盗難」を通報。事情を聴かれている最中に「忙しいので被害届は出さない」と突然、帰ったという。不審に思った署員がホームなどの防犯カメラを確認し、乗車当初からバッグを所持していなかったことが発覚。“バッグの中身”については「とび職のバイトで使う工具が入っていた」と話しているといい、大金や金目の物が盗まれたと主張しているわけでもない。 都内の各駅構内では、昨年1月以降、清水容疑者による盗難や車内暴力の被害通報が約20件あり、警視庁はこれらもウソの可能性が高いとみている。 実は、清水容疑者は3年前も大ボラを吹いてマスコミを騒がせていた。エボラ出血熱が世界的に猛威を振るっていた当時「外国から帰ってから高熱が出た。リベリアに行ったかもしれない」と通報。消防や保健所職員が防護服で駆けつけたが、同容疑者が伝えた番地は存在せず、いたずら通報の疑いで逮捕された。 実名で登録されたSNSでは、首都圏の鉄道会社に運転士として勤務していることになっているが、実際は生活保護を受給してあっせんされた家賃4万7000円のアパート住まい。「ケースワーカーが来る以外、人の出入りもなかった」(近隣住民)という。根っからの虚言癖男か。

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