
中日の2年目左腕・小笠原慎之介投手(20)が投球フォームの改造に着手している。「去年は1回、2段モーションと(審判に)言われた。今年は(指摘が)なかったけど、フォームは全然変わってなかったので(いつ)言われるかなと思って投げていた。それで、今は一連の動作で投げられるように試しているんです」。今季は5勝8敗と不本意な成績。「どんどんレベルアップできないと(チームの)足を引っ張ることになる」と決断した。
手本は同じ左腕の名投手だ。特にレッドソックス・プライス、ドジャース・カーショー、それに今季2段モーション問題があった西武・菊池の3投手の動画を見まくっている。「下半身の使い方を重点的に見ている」という。菊池に関しては14日のCSファーストステージ・楽天戦で5安打完封勝利した投球も観察。「学ぶべきものがいろいろあった。やっぱり一番は球速が最初から最後まで落ちないところで、そこを意識して僕も近づけるようにやっていきたい」と話した。
ナゴヤ球場での秋季練習で調整中の小笠原は今後、みやざきフェニックス・リーグに参加し、登板予定。「とにかく結果にこだわって、一球一球を大事にこの秋はやっていきたい。(カーショーらの)いいところ取りをしたら良くなりますからね」と意気込んでいる。