
今オフのメジャー挑戦を表明している日本ハム・大谷翔平投手(23)が17日、先日仮契約を済ませた今年のドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)に「期待のかかる選手。『やって当然』とメディアの方々もこられると思いますし、人それぞれの立場などで辛いところなどもある。それを跳ねのけて頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
日本ハムでは“入れ違い”となってしまうが、先輩として何とかプロ野球で成功してほしいとの思いもあるのだろう。清宮と同様に、入団時からメディアに囲まれる日々を送った経験から、大谷は「僕(の入団時は)は周囲から『(二刀流は)できないだろう、できないだろう』と言われていたため、あまりプレッシャーはなかったです。興味半分でこられているメディアの方々も多かったですから」とも言った。注目の高さをプレッシャーに感じるかどうかは、考え方次第というわけだ。
この日の大谷は千葉・鎌ケ谷市の球団施設で軽めのネットスローやティー打撃などで調整した。手術後の右足首の違和感は「ゼロではないです。傷口の硬さはそれなりに時間がたたないと消えないですから」としながらも「徐々に(状態は)上がっていると思います」と手応えを感じている。かねて将来的なメジャー挑戦を公言している後輩の手本となるためにも、万全の状態でのメジャー移籍を目指す。