
中日が6日の阪神戦(京セラドーム)に3―2で逆転勝ち。先発の小笠原慎之介(20)が7回3安打2失点の好投で今季初白星をゲットした。前回登板では球団史上最年少で開幕投手に抜てきされながら、6回5失点で敗戦投手となった3年目左腕は「粘り強く投げられた。ここから勝ち続けて去年(5勝8敗)の負け数を返済したい」と意気込んでいる。
そんな上昇ムードの裏に“松坂効果”がある。チームは開幕4連敗を喫し、4日に今季初勝利を挙げるまでは重苦しいムードが漂っていた。それが前日5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で松坂大輔(37)が移籍後初登板初先発し、敗戦投手となってしまったが、ベンチ裏ではまるで勝ったかのように盛り上がっていたという。
チーム関係者は「松坂で負けたといっても久しぶりの先発だったし、味方の守備に足を引っ張られた中での5回3失点だからね。これで肩とかが問題なければ、このまま一軍に帯同できるし、他の選手の勉強にもなる。ソフトバンクでできなかった復活をチームメートとして見られるのは光栄だし、みんなに勇気をもたらしてくれる」と鼻息を荒くする。
実際、松坂の影響力について小笠原は「一緒に練習をやってて野球に対しての取り組み方というのは素晴らしい。いろいろお話を聞いたりするけど、細かく教えてくれるし、いつもためになってばかり。これからも聞きたいなと思う」と目を輝かせる。
この日、登板間隔を空けて右肩などの状態を確認するため、予定通りに出場選手登録を抹消された松坂は「(肩は)普通の張り方だと思います」と問題なしを強調。試合前練習中に森監督と話し込む場面もあり「監督からは『(状態は)大丈夫か?』って聞かれました。あとは焼き肉屋の話です。大阪の。あそこの焼き肉屋はうまいとか何とか? そうです」とニヤリ。チーム内で松坂は有形無形の存在として貢献している。
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